Nothing, Something, Everything
「Sojourner 2020」は、ミッション期間中に何度か日本の上空を通過した。
ある晩、神戸に住む母が、父と一緒に見たことを知らせてくれた。
「国際宇宙ステーションが、あなたが教えてくれた方角に、ちょうど3分間だけ空に現れました。思っていたよりもずっと速く移動していて、想像していたよりも大きく、そして明るかったです。今夜、お父さんと一緒にバルコニーから眺めました。あなたは(COVID-19のロックダウンで)家から出られないけれど、私たちも同じ理由で家の中にいます。でも、私たちには共有できる光る星があると思うと、涙がこぼれました。また明日の夜も、空を見上げて探してみます。」
このメッセージを、ニューヨーク・アストリアの小さなアパートで読んだとき、私はひとりで静かに涙を流した。
地球, 環境問題, そして僕
Grand mother, older brother and me in 1983